減荷ユニット

(減荷ユニット取付例)

減荷バネ

2種類計4本のバネで、田植え機の植付け装置を引き上げます。

調節具(ターンバックル・チェーン)

除草フロートが田面にめり込まないように、減荷バネの作用位置を調節します。

取付具

減荷バネ・調節具を田植え機本体に取付ける部品ですが、田植え機の機種によって構造が異なるため、状況に応じて製作することになります。


取付具自作のポイント

ホームセンター等で入手できる材料で、特別な技術がなくても製作可能です。必要な材料・道具類は、

  • メッキパイプ(または農業用直管パイプ)Φ25.4,22.2,19.1mm
  • 同上用ジョイント(クランプ・継手)
  • ビス
  • パイプ切断用工具(パイプカッター、高速切断機、ディスクグラインダー等)
  • レンチ、電動ドリル・ドライバー類

注意点は、田植え機の植付け装置を降ろした時に、取付具がぶつからないように納める事と、下図を例に力がかかる部分をしっかり補強すること。

上記要領で、三菱mpr4zに取付けてみると、

これは汎用性を考えての形ですが、実はmpr4zは車体フレームにポケット状のスペースがあるので、パイプを差し込むだけでいけちゃいます。

三菱mpr43hも同様のスペースがありますが、こちらはパイプが樹脂ボディーにぶつかってしまうので、パイプを曲げて溶接補強しました。ご参考までに。


減荷ユニットを使わない方法

減荷ユニットを使わなくても、田植え機の植付け装置昇降レバーで除草フロートが田面に接するように調整すれば、除草可能ではあります。ただし、次のような状況が想定されますので、作業面積や耕盤の状態などを考慮して判断してください。

  • 除草フロートの高さは、車輪の食い込み深さで(耕盤の凹凸で)変わるので、耕盤の状態に支配されます。
  • 旋回時には植付け装置を上げないといけないので、旋回後、除草フロートの高さを再設定する必要があります。