除草フロートが食い込みすぎる。

 田植え後に田植えフロートを下ろして走行すると、せっかく植えた苗を押しつぶしてしまいます。で、植付け条を避ける形状の除草用の接地板(除草フロート)が必要になります。

 すると、接地面積が小さくなるので、除草フロートは田面に沈み込んでしまいます。それだけでなく、沈み込んだ除草フロートは苗ごと土を押しのけてしまいます。

 

過ぎたるは猶及ばざるが如し。

 とは言え、除草フロートが田面から浮きすぎてしまうと、肝心の除草器具が田面に食い込んでくれません。ちょうどいい具合に荷重がかかって、なおかつかかり過ぎない。田植え機の植付ユニットの荷重を軽減して調整する減荷ユニットが有効になります。

 

      (田植え時)               (除草時)

※)実際の除草時には、除草器具の貫入抵抗・除草フロートの浮力が接地反力に加わり、接地反力は土質の硬軟や水深によって変わってきます。